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プラスプラス社(Plus-Plus A/S)社長・マーティン氏(Martin Pihl:From Denmark)が来日!
国内メーカーの弊社ジオジャパンと、プラスプラスのファンを代表して、おもちゃコンサルタントの松原徳和さん(Facebookページ“PLUSPLUS FAN”主宰者)を招いての座談会が開催されました。

*以下、敬称略

プラスプラス座談会

Part1 >> PLUSPLUS(プラスプラス)の始まり

ジオジャパン
「マーティンさんがPLUSPLUS(プラスプラス)を始めたきっかけは何だったのですか?」
マーティン
「PLUSPLUSは、デンマークのおもちゃメーカーが扱っているブランドのひとつで、1990年くらいに開発されました。 その後、その会社が扱うほかのブランドがなくなってしまいPLUSPLUSのみを扱う会社になったのです。 新しくできた会社には、戦略的に商品開発をいくには新たな経営者が必要でした。そんなときに、おもちゃメーカーのライセンシングや海外販売の経験のあった私に白羽の矢が立ったのです。 そうして2011年、私はPLUSPLUSの会社を引き継ぐことになり、海外販売へも力を入れるようになりました。」
ジオジャパン
「それで2012年のニュルンベルグに初出展したのですね。」
マーティン
「その通りです。2012年、初出展のときは小さなブースでした。「海外のディストリビューター求む!」と貼り紙を出してね(笑)。その小さなブースを見つけてくれたのが、ジオジャパンだったわけです。」
ジオジャパン
「初出展から2年あまり経ちましたが、海外の取引先は増えたのですか?」
マーティン
「はい、おかげさまで。今では20か国以上の国に商品を販売しています。 いちばん大きなマーケットはやはりスカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェイ)です。ヨーロッパは、イギリス、フランス、ドイツをはじめ数か国、そしてアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド。アジアでは、シンガポール、韓国、香港。 そしてもちろん日本です。」

プラスプラス座談会の様子

Part2 >> ファンから見たPLUSPLUS(プラスプラス)の魅力

ジオジャパン
「2011年、小さなブースでニュルンベルグに出展したPLUSPLUSですが、いまや世界中にファンを持つ人気玩具のひとつに成長しました。日本にも熱烈なファンが増えています。 “PLUSPLUS FAN”というFacebookページ を立ち上げた、おもちゃコンサルタントの松原徳和さんもそのひとりです。」
「松原さんのPLUSPLUS FANのサイトは、今やワールドワイドに有名ですよね。松原さんがPLUSPLUSに最初に出会ったのはいつごろですか?」
松原
「PLUSPLUS mini/midiは、2013年に、NPO法人日本グッド・トイ委員会が主催する「グッド・トイ」に選定されました。 その後、たまたま、おもちゃコンサルタントの先輩が、ある作品をFacebookにアップしていたことをきかっけに、このおもちゃは面白い!可能性を秘めている!と思い、早速購入しました。 最初に作った作品は「お寿司」です。作り始めると、いろいろなものを作ってみたくなり、次第にのめり込み、ついに2013年の秋、自分自身が作った作品を紹介するページを、Facebook上に作った、と言うわけです。」
マーティン
「松原さんがFacebookページにアップされる作品は、どれも本当に素晴らしいですね。作品の着想はどんなところから来ているのですか?」
松原
「日常生活のふとした瞬間に、「あ、これ作れるかも」とか、思いついたりします。日々、どんな作品を作ろうか、これって作品にならないかな、と考えていますから(笑)。 また、世界中の人たちとも共有できそうな、そのときどきにタイムリーな作品を作りたいという気持ちもあるので、例えば、ソチの冬期オリンピックのときは、スケート選手やボブスレー、アイスホッケーなどの作品を生み出しました。 また、ワールドカップのときには、出場国のユニフォームにまつわる作品なども作りました。」
マーティン
「なるほど。松原さんの作品は、実際のものの特徴をよくとらえていますよね。形は違うのに、雰囲気は本物に近い。とくにピースをつなげて曲線を表現しているところがすごい。」
松原
「ぼくの作り方はちょっとユニークなんですよ。まず、同じ色のピースをつなげて1枚の板状にしてしまうんです。 それを希望の大きさにちぎっていきながら形を作っていきます。作り方は粘土に近い。いわば「板粘土」っていう感じですね。 ひとつのピースというより、板状の粘土をのように、くねっと曲げるような感覚で成形するから、丸みのあるものが作れるんです。」
マーティン
「だからこんなに生き生きとした動きが出せるのですね。」
松原
「ピースの形は同じでも、結構、いろいろな表情が作れるんですよ。顔ひとつとっても、大きな顔もあれば、小さな顔もできますしね。」
ジオジャパン
「海外でも松原さんのようにPLUSPLUSの作品を作っている方がいらっしゃるのですか?」
マーティン
「はい。私たちのサイトでも作品画像を送ってもらったりしています。 届いた画像は、私たちのFacebookで発表していますが、松原さんのように素晴らしいクリエイターはなかなかいないですよ。」
松原
「PLUSPLUSは、全部同じ形(日本語のカタカナの「キ」の形)をしている。同じ形しかないと、作れる作品は限られてしまうのでは、と思いがちですが、むしろその逆で、その「制約」の中にこそ、何にでも変身できる広がりや自由さ、おもちゃとしての大きな可能性を秘めていると思います。 ひとつの遊びに閉じないこと、何にでも変身可能なことが、このPLUSPLUSというおもちゃの醍醐味のひとつ、だと思います。」

PLUSPLUS FANより作品抜粋

PLUSPLUS FAN Facebookページ

Part3 >> PLUSPLUS(プラスプラス)について ―デンマークでのPLUSPLUSなど―

マーティン
「デンマークのおもちゃといえば、レゴブロックが有名ですが、PLUSPLUSもたいていの子どもたちは知っています。 6歳から10歳くらいまでの子どもたちに、PLUSPLUSを知っているかと尋ねたら、おそらく9割の子どもたちは知っているでしょうね。 たいていの子どもは、幼稚園や学校、家庭で出会っているのです。」
ジオジャパン
「デンマークでは、子どもたちにPLUSPLUSを知ってもらうために、どのような取り組みをしているのですか?」
マーティン
「プレイルームという取り組みをしています。デパートなどの売り場でPLUSPLUSを自由に手にとって遊んでもらえるスペースを設けています。 また、コペンハーゲンの郊外に子どもミュージアムがあるのですが、PLUSPLUSは、そのミュージアムのスポンサーになっています。 私たちの工場は、コペンハーゲンから6kmほど離れたホルベックという町にあるのですが、そこでは毎年8月にホルベックアートフェスティバルが開かれます。 デンマークで有名なペインターが外壁に絵を描いたりするのが目玉イベントなのですが、子どもたち向けのお楽しみとして、絵を描くか、PLUSPLUSを組み立てるか、が選べるようになっているのです。」
ジオジャパン
「PLUSPLUSとして今まで作った作品のなかで、いちばん大きかったものはどんなものでしょう?」
マーティン
「レーストラックです。Midiで作り、全長が4mくらいありました。10人くらいで制作し、10時間くらいかかりました。この作品は、TVにも紹介されたんですよ。」
ジオジャパン
「今まででいちばん印象に残った作品はなんですか?」
マーティン
「海賊船です。」
ジオジャパン
「マーティンさんが2011年にPLUSPLUSを引き継いでから、改善した点や改良した点はどんなところですか?」
マーティン
「PLUSPLUSは、私が引き継いだ当初から、Mini とMidiという2つのラインがあり、色もベーシック、ネオン、パステルの3色です。 ですから製品そのものは今まで通り引き継いだのですが、パッケージをより魅力的なものにしたり、海外に輸出するために、物流のしくみを整えることに腐心してきました。 どのくらいの商品を一度に運んだら効率がいいかなど、商品輸送の最適化も図っています。 パッケージは、学校や幼稚園などの教育関係者に向けては、大きな箱の商品を、小売店に向けては小さな箱にと、販売する市場によって変えました。 教育現場には、使いやすいようプラスチックのボックスを開発しました。」
ジオジャパン
「現在、20か国以上の国でPLUSPLUSが販売されているわけですが、国によって好みの傾向がありますか?」
マーティン
「国によっての違いはほとんどありません。おしなべてベーシックが人気ですが、強いて言えばネオンはUSでとくに人気があるでしょうか。 ニューヨークのMOMAは、ネオンのみを取り扱っていますし。 ベルリンのバウハウスのミュージアムもネオンのみなんですよ。おそらく偶然の一致だと思いますけどね。」
ジオジャパン
「確かに、形と色はそのままに、さまざまなパッケージを開発していますよね。」
マーティン
「はい。2014年のニュルンベルグのショーで、新たに『3in1』という商品も発表しました。 これは1つのパッケージで3種類の作品が作れる、ということを明確に打ち出した商品です。 出荷して半年以上になりますが、各国のディストリビューターから大変よい評価をいただいています。」
ジオジャパン
「『3in1』は日本でも人気です!
2015年のニュルンベルグでの新商品発表も楽しみですね。
今日はありがとうございました。」

Thank you very much, dear Martin!

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